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備えるを考える☆防災・防犯・保険

備えるを考える☆防災・防犯・保険

天候デリバティブ(2005.11.14NEW)

○天候デリバティブとは?
デリバティブ(金融派生商品)は、銀行や保険会社など金融機関が取り扱う商品です。このうち、天候を対象とした商品が天候デリバティブで、日本の場合、損害保険会社が中心に取り扱っています。

企業は損害保険会社などにお金を支払い、天候不順で企業が受ける損失を保険会社に補てんしてもらうものです。

例えば猛暑のデリバティブでは、猛暑で顧客の急減による売上高減少が予想されるゴルフ場などが、その損失を補てんするために、気温○度以上の日が○日あったら、○円もらえるといった契約をします。


○保険とデリバティブの違いは?
保険では事故によって損失が発生した場合にその損失額を最大に保険金が支払われますが、デリバティブは損失額によらず、契約で決められた条件が発生するば、自動的に契約している金額(損失額以上となることもあります)が支払われます。


○売れてきているの?
日本の天候デリバティブの市場は、2004年度市場規模(最大補償額)は約500億円だったそうで、海外との比較では話にならないほど小さいです。

しかしながら、近年の異常気象もあり、市場は拡大してきています(昨年比2割増程度の市場規模になると予想されています)。
   


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